ソフト闇金 遠山ノ金策
暮らしとお金の奉行所
奉行所案内
遠山ノ金策を取り仕切る、桜吹雪勘定所の正体
よくぞ参られた。
ここは、江戸八百八町に散らばる懐の悩みを聞き届ける、遠山ノ金策の奉行所。
「給料日まで、あと三日もある」
「財布の中には、穴の開いた銭が二枚」
「支払いの使いが、明日の朝にはやって来る」
そんな庶民の嘆きを耳にすれば、放っておけぬのが遠山ノ金策。
ただし、ここは本物の奉行所でも、役所でも、歴史上の人物が勤めている場所でもござらぬ。
遠山の金さんを思わせる世界観で作られた、架空の奉行所である。
真顔で読むもよし。
薄笑いを浮かべて読むもよし。
それでは、桜吹雪勘定所の内情を、包み隠さずお見せいたそう。
奉行所の概要
項目 ご案内
屋号 遠山ノ金策
奉行所 名桜吹雪勘定所
お奉行 遠山 金策郎
所在地 江戸八百八町のどこか、桜のよく舞う路地裏
呼び出し処 〇〇番屋・金策郎を呼び出し
電子書状 sakura@kanzaku.edo
お問い合わせ方法 早飛脚/呼び出し処/ご意見箱
受付時間丑三つ時を除き、いつでも受付
お裁き時間朝餉の後から、夕餉の前まで
定休日 桜吹雪が一枚も舞わぬ日
対応地域 江戸八百八町および、その気になれば全国
公式御触書処遠山ノ金策公式ウェブサイト
※書状を受け付けた時刻と、お奉行が腕を組んで読み始める時刻は異なる場合がございます。
※丑三つ時に届いた書状は、翌朝、お茶を一服してから確認いたします。
桜吹雪勘定所のお役目
遠山ノ金策のお役目は、金の悩みに裁きを下すことではござらぬ。
まずは、財布の中身、支払日、給金の日、必要な銭の額を、ひとつずつ机の上に並べること。
そして、
「これは本当に必要な支払いか」
「あと何日をしのげばよいのか」
「そもそも、何に使ったのか」
と、お奉行とともに勘定を確かめていくのでございます。
申込みを急かす者が現れたなら、お奉行は静かにこう申します。
待て待て。
まずは勘定を見せてみよ。
遠山ノ金策が大切にしているのは、勢いで判を押すことではござらぬ。
懐の事情を整理し、本人が「これならば」と納得してから、次の一手を考えることなのでございます。
遠山ノ金策、三つの御定め
一、勘定は白日の下にさらすべし
費用、手数料、受取額、支払日、支払総額。
銭にまつわる話は、暗がりでこそこそ進めてはなりませぬ。
帳面を開き、そろばんをはじき、誰が見ても分かるようにすること。
後になって、
その費用は聞いておらぬ!
などという騒ぎが起きぬよう、最初にすべてを机の上へ並べます。
隠し勘定、後出し勘定、謎の奉行手数料。
そのようなものは、桜吹雪とともに吹き飛ばします。
二、判を押すまで急かすべからず
「今すぐ決めよ」
「今日を逃せば二度とない」
「三つ数えるうちに返答せよ」
そのような乱暴な申し立ては、遠山ノ金策では御法度。
説明を聞いて、
「少し考えたい」
「家へ帰って帳面を見直したい」
「今日はやめておく」
そう思ったなら、堂々と見送って構いませぬ。
お奉行は腕を組み、ひとこと。
無理に進める話ではあるまい。
申し込まぬ自由も、立派な選択なのでございます。
三、預かった密書はむやみに開くべからず
名前、連絡先、懐事情、財布の中身。
相談の際に預かった話を、町中へ言いふらすことはございません。
八百屋の熊さんにも、魚屋の八っつぁんにも、長屋の大家にも知らせませぬ。
密書は密書。
相談は相談。
ただし、紙の書状を風の強い日に屋外へ持ち出すと、桜吹雪とともに飛んでいく恐れがございますので、お取り扱いには十分ご注意ください。
遠山ノ金策より、ご挨拶
金策の悩みというものは、なかなか人には話しにくいもの。
財布を開けば風が吹き、帳面を見ればため息が出る。
給金日を指折り数えながら、
「あと三日を、どう切り抜ければよいものか」
と、眠れぬ夜を過ごすこともあるでしょう。
されど、ひとりで悩み続けていては、見える道も見えなくなります。
遠山ノ金策では、いきなり判を押させるようなことはいたしません。
まずは、今の状況をひとつずつ整理すること。
必要な銭はいくらか。
支払日はいつなのか。
給金はいつ入るのか。
無理のない見通しは立っているのか。
そのすべてを帳面に書き出し、そろばんをはじいてから考えればよいのでございます。
さあ、面を上げい。
ここは罪を裁く白洲ではない。
財布の中身を責める場所でもない。
ともに懐の事情を見つめ、次の一手を考えるための奉行所。
それが、遠山ノ金策でございます。