ソフト闇金遠山ノ金策さん
暮らしとお金の奉行所
勘定書|五万円利用時の受取額・返済額・更新条件
十日後の完済が難しい場合
更新に必要とされる金額
15,000円
更新される期間
さらに10日間
十日後に五万円を用意できない場合は、一万五千円を支払うことで、返済期限をさらに十日間延ばすという勘定です。
ただし、一万五千円を支払っても、元の五万円が減るわけではございません。
期限が十日延びた後も、完済に必要な元金は五万円のまま残ります。
ここに、五万円を借りるという一枚の勘定書がある。
表向きの利用額は、五万円。
されど、五万円がそのまま手元へ渡るわけではございませぬ。
最初に差し引かれる銭
利用額
50,000円
十日分の利息
15,000円
手数料
3,000円
実際に手元へ残る金額
32,000円
五万円の利用額から、三割に当たる一万五千円と、手数料三千円が先に差し引かれる。
ゆえに、実際に手元へ残る銭は三万二千円となります。
お奉行は帳面を見つめ、静かに申します。
「五万円の話でありながら、実際に渡されるのは三万二千円。されど、返す銭は五万円とな。これは勘定をよく確かめねばなるまい」
十日後に完済する場合
返済期限
利用日から10日後
完済する金額
50,000円
十日後までに完済する場合は、五万円を支払うという勘定になります。
実際に受け取った三万二千円ではなく、帳面上の利用額である五万円を返す仕組みです。
受取額だけを見て判を押してはなりませぬ。
実際に手元へ届く金額と、最終的に支払う金額の両方を確かめることが肝要です。
お奉行による勘定のお裁き
最初に手元へ届く銭は、三万二千円。
十日後に完済する銭は、五万円。
完済が難しければ、一万五千円を支払って期限を十日延ばす。
されど、その一万五千円を納めても、元の五万円は減らぬ。
これを繰り返せば、支払った銭ば かりが積み重なり、元の勘定はいつまでも帳面に残り続けます。
お奉行は扇子を閉じ、声を張り上げます。
「三万二千円を手にするため、十日ごとに一万五千円を納め続けるとは、なんたる勘定か!」
「名目を変えようとも、法を超えた利息が許されるわけではない!」
「この桜吹雪、見忘れたとは言わせぬぞ!」
判を押す前の御触書
「10日で3割」
「手数料を先に差し引く」
「更新料を払えば期限を延ばせる」
このような条件を示された場合は、その場で申込みを進めず、登録状況や契約内容を確認してください。
手元へ届く金額だけではなく、次の項目を必ず確かめること。
契約上の元金はいくらか。
実際に受け取れる金額はいくらか。
差し引かれる費用はいくらか。
十日後に支払う総額はいくらか。
更新料を払うと元金が減るのか。
更新を繰り返した場合、支払総額はいくらになるのか。
分からぬ勘定に、判を押すことなかれ。
悪しきからくり勘定を見破ることも、遠山ノ金策のお役目でございます。